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漢方診療

当院の大きな特徴の一つが、女性医師による漢方診療です。検査数値には表れない「なんとなく体がだるい」「冷えが強くてつらい」といった原因がはっきりしない体調不良に対し、漢方は非常に有効なアプローチとなります。私たちは、患者さんお一人おひとりの声にじっくりと耳を傾け、体質や生活環境に合わせた「体にやさしい治療」を提案しています。循環器や呼吸器などの西洋医学的な診療と、漢方による東洋医学的な視点を組み合わせることで、より多角的なサポートが可能です。JR英賀保駅から徒歩3分という通いやすい場所で、皆さんの「心と体の相談窓口」として、安心感のある医療を提供いたします。

漢方診療で診る症状

漢方診療では、病名がつく前の段階である「未病(みびょう)」の改善を得意としています。特定の検査で異常が見つからなくても、ご自身が感じているつらさは大切なサインです。当院では、以下のような多岐にわたる症状に対して、漢方を用いた診療を行っています。

冷えに関連する症状

冷えは「万病の元」とも言われ、多くの不調のリスク因子(病気を引き起こす可能性を高める要素)となります。特に女性に多く見られるお悩みです。

  • 手足や腰回りの強い冷え
  • 冷えに伴う腹痛や下痢
  • 冬場だけでなく夏場の冷房による体調不良
  • 冷えと同時に感じるのぼせ(冷えのぼせ)

自律神経の乱れに関連する症状

ストレス社会において、自律神経のバランスを崩される方は少なくありません。心の不調が体に表れている場合も、漢方の得意分野です。

  • 全身の倦怠感(だるさ)や疲れやすさ
  • 寝付きが悪い、夜中に目が覚めるといった不眠
  • 気分の落ち込みや、理由のない不安感
  • イライラしやすく、感情のコントロールが難しい

痛みや循環に関する症状

慢性的な痛みや、血流の滞りによる不快感にも、漢方的な視点からアプローチを行います。

  • 繰り返す片頭痛や緊張型頭痛
  • 肩こり、腰痛、関節の痛み
  • 立ちくらみや、ふらつきを感じるめまい
  • むくみ(浮腫)や、顔の腫れぼったさ

頭痛にお悩みの方については、「片頭痛」のページでも詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

漢方診療で診る病気

漢方は、一つの病気に対して一つの薬を出すのではなく、その人の体質(証:しょう)を診て、体全体のバランスを整えていきます。そのため、多くの慢性疾患において症状の緩和や寛解(症状が落ち着いて安定した状態)を目指すことができます。

更年期障害と女性特有の疾患

女性医師が在籍する当院では、ライフステージごとに変化する女性の体のお悩みに力を入れています。更年期特有の複雑な症状には、漢方が適している場合が多いです。

  • 更年期障害(ホットフラッシュ、多汗、イライラなど)
  • 月経困難症や月経前症候群(PMS)
  • 産後の体調不良や、育児による疲労感
  • 月経不順や、不正出血に伴う体調の変化

更年期の症状についての詳細は、こちらの「更年期」のページを参照してください。

アレルギー疾患と皮膚のトラブル

体質を根本から見直すことで、アレルギー症状の出にくい体作りを目指します。西洋薬と併用することで、より良い予後(病気の今後の見通し)が期待できるケースもあります。

  • 花粉症やアレルギー性鼻炎による鼻水・くしゃみ
  • 気管支喘息に伴う長引く咳
  • 蕁麻疹(じんましん)や、繰り返す湿疹
  • アトピー性皮膚炎によるかゆみや乾燥

アレルギー症状でお困りの方は、「蕁麻疹・皮膚のアレルギー症状」のページもご確認ください。

生活習慣病のサポートとエイジングケア

生活習慣病の治療において、漢方は体調の底上げや副作用の軽減に役立つことがあります。当院では糖尿病や高血圧の診療にも漢方を取り入れています。

  • 糖尿病に伴う手足のしびれや喉の渇き
  • 高血圧からくる頭重感やのぼせ
  • 加齢に伴う足腰の衰え(フレイルの予防)
  • 胃腸の働きの低下や、慢性的な便秘

生活習慣病の管理については、「生活習慣病」のページもご覧ください。

漢方診療における検査と「証」の判断

漢方診療では、独自の診断方法を用いて患者さんの状態を把握します。これを「四診(ししん)」と呼び、西洋医学的な検査(血液検査やレントゲン等)と組み合わせて、最適な治療方針を決定します。

望診(ぼうしん)

患者さんの歩き方、肌の色、顔色、姿勢などを観察します。特に「舌診(ぜっしん)」といって、舌の色や形、表面の苔の状態を見ることで、体内の水分バランスや血流の状態を推測します。

聞診(ぶんしん)

声の大きさ、話し方、呼吸の音などを聞き、さらに体臭や口臭などを確認します。これにより、体の中に熱がこもっていないか、気が不足していないかなどを判断します。

問診(もんしん)

現在の症状だけでなく、食欲、睡眠、排泄の状態、暑がりか寒がりかといった体質的な傾向を詳しく伺います。女性の場合は月経周期の変化も重要な情報となります。

切診(せっしん)

「脈診(みゃくしん)」で脈の強さや速さを、「腹診(ふくしん)」でお腹の張りや痛み、抵抗感を確認します。これにより、体の防衛力がどの程度あるかを直接手に触れて確認します。

よくある質問

Q1.漢方薬は長く飲み続けないと効果が出ないのですか?

A1.症状によります。風邪や急性のごく初期症状、こむら返り、腹痛などには即効性が期待できる処方もあります。一方で、更年期障害や体質改善を目的とする場合は、数週間から数ヶ月単位でじっくりと体を整えていく必要があります。

Q2.漢方薬と西洋薬を一緒に飲んでも大丈夫ですか?

A2.多くの場合、併用可能です。西洋薬で急激な症状を抑え、漢方薬で体質を整えるという組み合わせは非常に効果的です。ただし、成分の重複や相互作用を考慮する必要がありますので、必ず現在服用中のお薬をお知らせください。

Q3.漢方は保険が適用されますか?

A3.当院で処方する漢方薬は、原則として医療用漢方エキス製剤であり、健康保険が適用されます。ドラッグストア等で購入されるよりも経済的な負担が少なく、医師の診断に基づいた的確な処方を受けることができます。

Q4.苦い薬が苦手なのですが、飲めるか心配です。

A4.漢方薬特有の味や香りが苦手な方もいらっしゃいますが、最近ではお湯に溶かして香りを楽しみながら飲む方法や、オブラート、服薬ゼリーなどを活用して飲みやすく工夫することも可能です。どうしても難しい場合は、粒剤なども検討いたしますのでご相談ください。

当院の漢方診療について

姫路市飾磨区の木村内科では、女性医師である院長が中心となり、患者さんの心と体に寄り添う丁寧な漢方診療を行っております。

「病院へ行くほどではないかもしれないけれど、毎日がつらい」「検査では異常なしといわれたが、症状が続いている」といったお悩みこそ、漢方の力が発揮される場面です。当院では、漢方を取り入れた体にやさしい治療を通じて、患者さんが自分らしく笑顔で過ごせるようサポートいたします。

また、必要に応じて検査を行い、重大な病気が隠れていないかをしっかりと見極めた上で漢方処方を行います。この「西洋医学と東洋医学の融合」こそが、私たちが地域の方々に提供できる価値だと考えています。

男性医師には少し相談しづらい女性特有の悩みや、何科に行けばいいかわからないちょっとした不調も、どうぞ安心してお聞かせください。スタッフ一同、温かく皆さんをお迎えいたします。どうぞお気軽にご来院ください。

詳細な診療案内については「女性診療・頭痛・漢方」のページも参照してください。

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